href="http://baby3.3rin.net/RSS/"> href="http://baby3.3rin.net/ATOM/"> ハロー、グッバイ 煙草とキスとポルノムービー 忍者ブログ
取り扱いは海外ドラマなどですが、実際の人物、原作者の方、団体等には一切関係がございません。 同性愛表現を含みますので、同人にご理解、ご興味のない方のご入場は固くお断りしております
11 . June
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20 . October
TBS撮影時のショノマ

ラブラブです。ショノマが所構わずちゅーします。撮影スタッフもスルーです
ノーマンに元彼がいるので、「ノーマンの初めてはショーンじゃなきゃ嫌!」て方にはお勧めできません






 「お前の煙草吸ってるとこ、好きだな」
 
撮影の待ち時間、3人掛け程度の大きさのテーブルの真ん中に置いた灰皿に煙草を押し付けながら、ショーンは新しく煙草に火をつけたノーマンに向かって微笑んだ。
二人の雰囲気は悪くなかった。むしろ「邪魔をしてはいけない」と仲の良いスタッフ達すら二人のテーブルには近づかないようにするほどだった。だのに、ショーンがそう口にした途端、ノーマンは微妙な顔をした。
ノーマンは火をつけたばかりの煙草をちらりと見て、灰皿に置くと言葉を選んでいるのか視線を彷徨わせる。火をつけただけで放置される煙草を勿体ないと思いながらショーンはノーマンの言葉を待った。しかしノーマンは慎重に言葉を選び過ぎてしまって、彼が口にしたのはひどく突飛な言葉になってしまった。
 
「煙草止めようかな」
「………なんだって?」
 
ショーンは思わず聞き返してしまった。たっぷり3秒は考えたのだが、ノーマンの意図がわからなかった。だってそうだろう。恋人の仕草を褒めたら微妙な顔をされ、しかも「止める」との否定付きだ。
ショーンの訝しげな顔を見て、ノーマンは先程自分が零した言葉が的外れだと気付く。はっとした顔になった彼は、慌てて首を大きく横に振った。
 
「ショーンに好かれるのは嬉しいよ、勿論!でも、その…ちょっと複雑っていうか」
「初恋の相手の影響で喫煙を始めたとか?」
「えっ!」
 
ショーンのからかいまじりの言葉に、ノーマンは心底どきりとした。
ノーマンが吸っている煙草の銘柄は、彼が初めて愛した同性の恋人のものと一緒だった。その頃まだティーンエイジャーだったノーマンは、少し年上の彼が煙草を吸っているとひどくセックスがしたくなった。大人である彼が羨ましくて、そしてそんな彼を自分に惹き付けておく手段を、ノーマンはセックス以外に知らなかったからだ。
ある日いつものようにセックスをした後、ノーマンは彼に煙草を強請った。彼は吸いかけの煙草をノーマンに譲ってくれたが、慣れない煙はノーマンの肺に不快感しか与えず、彼の予想通りに「不味い」と不満を述べた。
それからノーマンと彼の関係は数カ月で終わったが、彼の真似をして吸い始めた煙草は、今でもノーマンの手元にある。灰皿に置きっぱなしになっている煙草がそれだ。
 
「今はショーンだけだよ?」
「当たり前だろ」
「…怒ってるんじゃない?」
「どうして。別に気にしねぇよ。お前が俺にぞっこんなのは知ってる」
 
恐々と聞くノーマンに、ショーンはハンサムな顔をさらに輝かせて笑った。
彼はノーマンを束縛しようとはしない。というより、自分以外の人間がノーマンのことを好きになるということを、仕方ないと思っている。
ノーマンには異性だけでなく、同性をも惹きつけるだけの魅力があった。端整だが何処か可愛げのある顔立ちや、あのハニーボイス、そしてミステリアスな雰囲気が皆を引き寄せる。まるで当然のように。
だから、本当の意味でショーンがノーマンを自分のものにするには、彼を何処か人の目に触れない場所へ監禁する他ないのだ。ショーンは常識のある大人として、それは出来ないと判断し、誰かがノーマンを好きになることを諦めてしまった。
 
「いいか、ノーマン、よく聞け。俺はお前が過去何人の男女と寝てたって気にしない。大事なのは現在のノーマン・リーダスが誰のものかってことだけだ」
「君のものだ」
「そう、俺のもんだ。だから煙草も吸いたいだけ吸えばいい。煙草銜えてるお前はセクシーだしな」
 
放置されっぱなしの煙草はすでにフィルターまで火が迫っていた。結局無駄にしてしまった一本の煙草の火を完全に消してしまってから、ショーンは人差し指でノーマンに顔を近づけるように合図する。ノーマンは腰を少し浮かせてショーンに顔を寄せた。彼が望むのだから拒む必要はない。
ちゅ、と唇にキス。カメラの前では下品なワードチョイスばかりなショーンは、ノーマンの前では絵本に出てくる王子様のようだった。優しく、美しい、甘い愛をプリンセスに捧げるように、ショーンはノーマンを扱っている。
ノーマンは物足りず、離れていったショーンの唇を追った。少し乱暴に奪って舌を忍ばせる。撮影現場だということも構わず、ショーンはノーマンの後頭部に手をやって己に引き寄せた。
 
「ん、ん、」
 
口端から漏れる吐息にショーンはくらくらと眩暈を覚えた。ノーマンが可愛いのは出会った時に気付いていたはずなのに、いつだって彼の一挙一動はショーンの頭をパンクさせてしまうほど可愛かった。
もっと深く口内を貪ってやろうとショーンが角度を変えた時、遠くからトロイが大声で「お前らいい加減にしないとタブロイド紙に売るぞ!」と喚きだしたので、撮影再開だと判断し、離れ難いのを隠すことなくもう一度バードキスをして離れた。
 
「俺が煙草吸うシーンなら後回しにしてくれよ、トロイ」
 
ちぇっと舌打ちしたノーマンが台本をくしゃくしゃにして握りこんでいるトロイに向かって声を上げた。撮影中は半分キレてるトロイはやっぱり苛々しており、何でだ、と不必要に喧嘩腰の口調で返す。
そうすると、ショーンが今まで堪能していた唇をぺろりと舐めて、ノーマンは言った。
 
「ショーンが発情する!ポルノ映画が出来ちまうぞ」
 
ノーマンの言葉に「そりゃぁ困ったな」と、そう言って馬鹿みたいに笑うショーンに、トロイは台本を投げつけた。
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